

最近、形式的な葬儀ではなく、自分たちの形で故人を心から送り出したいという家族が増えてきているようです。そんな素敵な葬儀を創るにはあなたや家族の想いを形にすることが大切です。
日本人は自分の思いを表現するのが下手だと言われています。でも、故人と一緒に過ごすことが出来るのはこれが最後なので、思い切って言葉にしたり、形にしたりしましょう。大声で泣くのもいいでしょう。家族葬なので恥ずかしくはありません。家族葬の本当の良さはそこにあるのです。
故人が幸せににっこり笑顔で旅立てるように、自分が今何が出来るのかを考えてみましょう。そしてそれを形にしてみましょう。
仏式や神式の葬儀では、お経や祝詞を何度もくりかえして、故人にこの世との別れを知らせ、無事あの世に旅立つよう供養します。無宗教のお葬式では、お経や祝詞にかわって、ご家族の哀悼の気持ちで故人をとむろいます。
どのような形式でも、通夜では故人に対して「ありがとう」会えて幸せでした」と気持ちを込めてささやいてあげることが大切です。そのためには、最初から故人の棺をみんなでかこめるように配置した祭壇が望ましいでしょう。家族葬の良さは、なんといっても形式にとらわれないことです。
仏式葬儀でも、祭壇は作らず、棺のまわりを飾りだけを花で飾り、その棺のまわりをお坊さんを中央にご家族で囲み、お経をあげてもらったりするケースもあるようです。
通夜式のあとの通夜料理も、自由に発想してみるのもいいのではないでしょうか。 「セットですから」とカタログの料理を押しつける葬儀社をよく見かけますが、寿司、天ぷら、煮物だけが通夜料理ではありません。
通夜の料理もいろいろと工夫ができます。故人の遺志で通夜振る舞いをパーティ形式にするのもいいのではないでしょうか。オードブルとサンドイッチ、フランスパンそれにワインと温かいスープなど。そして、食事の場所も故人の祭壇(棺)がある部屋で、故人といっしょに最後の晩餐を共にされることをおすすめします。
よくお坊さんが、人間亡くなったら魂が体から抜けだして、泣きながら自分の体に集まっている家族をながめているというようです。亡くなった直前は、全部の感覚がいったん戻ってくるのではないかと言われています。
それを信じるかどうかは別にして、最初に言ったように、自分の想いを形にする、声に出すことが大切です。
「ありがとう」「会えて幸せでした」と声に出して伝えましょう。声に出さないと伝わりませんよね。心臓は止まっても、脳そのものは反応しなくても、細胞は2、3日は生きているそうです。それが証拠に、爪も髪も死後2、3日はのびます。
せっかくの家族葬です。おもいっきり感情を表現しましょう。あなたと家族のみんなが一つの想いになれたとき、きっと素敵な葬儀がつくる事が出来、故人にも家族にも思い出に残る葬儀となるでしょう。